英語の聴き流しは意味がない?効果的な英語学習法を徹底解説

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英語太郎
英語マスター
14歳から英語の勉強法を追究しているアラサー。2024年TOEICの最新スコアは950。英検1級、高校時代は独学で京大模試で英語1位などの成果を挙げている。家庭教師や塾講師としての指導経験も豊富。最終学歴は京大理系の修士課程修了。

英語の勉強法として聴き流しを思い浮かべる方もいると思いますが、本当に効果があるのでしょうか?

英語太郎

この記事では、聴き流しの効果と限界、そして効果的な英語学習法について解説します。

目次

英語の聴き流しとは?

聴き流しとは、英語の音声を意識せずに聞くことで、英語の音やリズムに慣れることを目的とした学習法です。

内容の理解は重視せず、BGMのように流し続けるのが特徴です。たとえば、英語のポッドキャストを聞きながら家事をしたり、英語の歌を流しながら通勤したりするのが聴き流しのよくある方法です。手軽に始められるため、多くの英語初心者に人気があります。

英語太郎

結論から言うと、聴き流しは、英語学習の入り口として選ばれることが多いですが、それだけで英語力が飛躍的に向上するわけではありません。聴き流しを効果的に活用するためには、その特徴と限界を理解することが大切です。

聴き流しの効果と限界

確かに、聴き流しを続けることで英語の音やリズムに慣れることはできます。英語特有の発音やイントネーション、音の繋がりなどを無意識のうちに習得できるでしょう。これは、英語を話す際の基礎となる能力です。

しかし、語彙力や文法力の向上にはつながりにくいのが現実です。内容を理解せずに聞いているだけでは、単語の意味や文の構造を学ぶことはできません。また、聞いた英語を実際に使う機会がないため、応用力も身につきません。

英語太郎

つまり、聴き流しは英語学習の補助的な方法としては有効ですが、それだけで英語力を大幅に向上させるのは難しいと言えます。「聴き流しでペラペラに!」は正直、非現実的で、かえって英語学習が遠回りになります。

効果的な英語学習法

では、聴き流しの代わりにどのような学習法がおすすめでしょうか?ここでは3つの効果的な学習法を紹介します。

英語太郎

ちなみに、英語学習の基礎はインプットです。英単語や熟語、文法の知識に不安がある方は、下記の方法の前にまずはインプット学習から始めてください。

アクティブリスニング

アクティブリスニングは、内容を理解しながら英語を聞く学習法です。ただ聞くだけではなく、キーワードやメインアイデアをメモしながら聞くことで、理解を深められます。

英語太郎

たとえば、英語のニュース番組やプレゼンテーションを聞く際に、トピックや登場人物、重要な数字などをメモするのがアクティブリスニングの実践方法です。メモを取ることで、集中力が高まり、内容の理解度が向上します。また、メモを見返すことで、学んだ内容を復習することもできます。

アクティブリスニングを続けることで、リスニング力だけでなく、ノートテイキングのスキルやメモを基にした要約力なども身につきます。これらは、実際の英語使用場面で役立つ実践的な能力です。

シャドーイング

シャドーイングは、リスニング力と発音力を同時に鍛えられる学習法です。英語の音声を聞きながら、すぐに真似して声に出すことで、英語の音のイメージと口の動きを一致させられます。

英語太郎

シャドーイングの効果的な練習方法は、まず英文を通して聞き、内容を理解することから始めます。次に、一文ずつ、または句ごとに区切って、音声に遅れないようについて読むように練習します。徐々にスピードを上げ、最終的には音声と同時に話せるように練習します。

シャドーイングを継続的に練習することで、リスニング力と発音力が向上するだけでなく、英語の音やリズムに対する感覚が養われます。また、集中力と記憶力の向上にも効果的です。

Aくん

ちなみにシャドーイングと一緒に聞くことが多い「ディクテーション」ってなに?

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ディクテーションはイメージとしてはシャドーイングの「書く」バージョンです。詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。

多読

多読は、語彙力と読解力を効率的に向上させる学習法です。大量の英文を読むことで、英語の文法構造や表現パターンを自然に習得できます。興味のある分野の本や記事を選ぶことで、モチベーションを維持しやすいのも利点です。

英語太郎

多読を始める際は、自分のレベルに合った本を選ぶことが大切です。最初は簡単な本から始め、徐々にレベルを上げていくのがおすすめです。また、辞書を使わずに読み進められるレベルの本を選ぶことで、読むスピードを保ちながら、流れをつかむことができます。

英語の聴き流しの代わりに使えるアプリ

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先ほど紹介した様々な学習法は、自力でやろうとすると多くの教材が必要になることがあったり、なかなかうまくいかなかったり…ということがあります。手軽かつ確実に英語力を向上させたいなら、有料ですが下記のアプリの利用も検討してください。

スピフル

引用:ビジネス特化型英会話トレーニング【スピフル】

スピフルは、英語コーチング大手のプログリットが開発したアプリです。インプットとアウトプットの両方が鍛えられるのが特徴で、これ1つでスピーキング力を徹底的に鍛えられます。

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具体的には、「口頭英作文」と「独り言英会話」という2つのトレーニングを行います。

税込月額5,478円とやや高めですが、これ1つであれこれ教材を買わずに済むので、効果を考えるとむしろお得と言えます。英語学習に本気で取り組みたい人におすすめのアプリです。

スピークバディ

引用:スピークバディ

スピークバディは、AIとの英会話練習ができるアプリです。体系的なカリキュラムと教材で、リスニングとスピーキングの練習が同時にできます。

英語太郎

イメージとしては、英会話教室やオンライン英会話で提供されるようなレッスンをいつでもどこでもAIから気軽に受けられるようなアプリです。

英語に意識を向けながらしっかりと学習できるので、聴き流しよりも効果的です。英会話教室に匹敵する効果がありながらも、月額3,300円とリーズナブルな価格設定も魅力的です。

英語の聴き流しについてよくある質問

英語太郎

最後に、よくある質問にお答えします!

聴き流しは全く意味がないんですか?

聴き流しが完全に意味がないわけではありません。英語の音やリズムに慣れるためには効果的な学習法です。特に、英語学習の初期段階では、聴き流しを取り入れることで、英語の音に親しむことができます。

英語太郎

ただし、この記事で紹介したように、聴き流しだけでは英語力の大幅な向上は難しいです。聴き流しを補助的な学習法として位置づけ、インプット学習や他の効果的な勉強法と組み合わせることをおすすめします。

アプリのメリット・デメリットは?

この記事で紹介した2つのアプリは、聴き流しの逆、つまり、英語に意識を向ける学習をするものなので、スピフル・スピークバディともに特にスピーキング力の向上にとても役に立つのがメリットです。

英語太郎

デメリットはやはり月額料金が必要なことですが、どちらも英会話教室に通うのと同じか、それよりも大きな効果があるので、個人的にはお得だと感じます。

まとめ

英語の聴き流しは、音やリズムに慣れるためには効果的ですが、それだけでは英語力の大幅な向上は期待できません。

聴き流しを補助的な学習法として活用しつつ、アクティブリスニングやシャドーイング、多読、アプリなど、効果的な学習法を組み合わせることが大切です。

英語太郎

聴き流しはあくまでも英語学習の入り口として取り組んでくださいね。

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