この記事では、TOEIC950点を取得した僕が、この試験についてわかりやすく簡単に解説していきます。
英語学習を始めたばかりの方や、TOEICの受験を初めて検討している方におすすめの記事です!
TOEICの基本情報:知って得する!テストの全体像
TOEICってよく聞くけど、実際どんなテストなの?そんな疑問にお答えしましょう!
TOEICは「Test of English for International Communication」の略称です。その名の通り、国際的なコミュニケーションで使われる英語力を測定するテストです。特に、ビジネスシーンで必要とされる英語力に焦点を当てていて、世界中で認められている指標です。
TOEICの種類:目的に合わせて選べる多彩なテスト
TOEICにはいくつかの種類があります。ここでは主なものを紹介しますね。
- TOEIC Listening & Reading Test(一般的なTOEIC)
これが最も一般的で、多くの人が受験するテストです。 - TOEIC Speaking & Writing Tests
スピーキングとライティングの能力を測定するテストです。 - TOEIC Bridge Test
こちらは初級者向けのテストで、基礎的な英語力を測定します。 - IPテスト(団体特別受験制度)
企業や学校などの団体で実施される、Listening & Readingの公開テストと同じ形式のテストです。
TOEICの歴史と目的
TOEICの歴史は意外と古く、1979年にアメリカのEducational Testing Service (ETS)によって開発されました。日本では1981年から実施が始まっています。非ネイティブスピーカーの英語力を測定するというのが主な目的です。
実は、僕が初めてTOEICを受けたのは大学生の時でした。当時は就職活動で英語力をアピールするために受験しましたが、今では多くの企業や教育機関で幅広く活用されています。
TOEICの試験内容:知っておくべき重要ポイント
ここからは実際の試験内容について詳しく見ていきましょう。一般的に受験されることの多いListening & Reading Testを中心に解説します。
まず、試験時間は約2時間。リスニングセクション(45分)とリーディングセクション(75分)の2つで構成されています。全部で200問あり、全て多肢選択式です。
僕が最初に受験したとき、「2時間って長いな」と不安でしたが、実際に受けてみると恐ろしいほどあっという間に時間が過ぎる、「忙しい試験」というのが特徴です。
TOEICリスニングセクションの詳細:集中力勝負
リスニングセクションは45分間で100問。これが結構ハードです。
- 写真描写問題(6問)
- 応答問題(25問)
- 会話問題(39問)
- 説明文問題(30問)
注意点は、音声が1回しか流れないこと。僕も最初は焦りましたが、練習を何度も重ねることで徐々に聞き取れるようになりました。
面白いのは、アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語など、様々な英語が使用されることです。実際のビジネスシーンにそっくりなシチュエーションのリスニング試験です。
リーディングセクションの詳細:75分間の読解マラソン
リーディングセクションは75分間で100問。時間配分が重要になってきます。
- 短文穴埋め問題(30問)
- 長文穴埋め問題(16問)
- 読解問題(54問)
ビジネス文書、Eメール、広告、記事など、実際のビジネスシーンで目にするような文章が出題されます。とにかく立ち止まらずにどんどん解いていく必要があります。
TOEICのスコアと評価基準
TOEICスコアは10点から990点までの5点刻みで評価されます。リスニングとリーディング、それぞれ495点満点で、合計990点満点です。
面白いのは、正解数とスコアが比例しないこと。統計的な処理により算出されるので、同じ正解数でもテストによってスコアが若干異なることがあります。数問間違っても満点が出ることも多いです。
TOEICスコアの目安
TOEICスコアは、大まかに以下のようなレベル分けができます。
- 300点未満:初級レベル(簡単な日常会話がわかる程度)
- 300-450点:初中級レベル(日常会話に少し対応可能)
- 450-650点:中級レベル(日常英会話に多く対応可能)
- 650-850点:中上級レベル(ビジネスでの基本的なコミュニケーションが可能)
- 850点以上:上級レベル(ビジネスでの高度なコミュニケーションが可能)
長年TOEICを受けている感覚としては、730、800、900、950の間にそれぞれ大きな壁があるように感じます。
TOEICスコアの有効期限と活用方法
TOEICスコアの有効期限は2年間です。
僕の経験から、TOEICスコアは以下のような場面で特に役立ちました。
- 就職・転職活動での自己アピール
- 昇進や海外赴任の要件として
- 大学入試や単位認定に利用
- 自身の英語力の客観的な指標として
特に、就職活動では、TOEICスコアが話題の糸口になり、面接官とのコミュニケーションがスムーズになったことを覚えています。ちなみにバイトでは諸刃の剣となることもあります。詳しくは下記の記事を参考にしてください。
TOEICの受験方法と準備:成功への第一歩
TOEICの受験方法は主に2種類あります。
- 公開テスト:一般の方が個人で申し込める試験です。年10回程度実施されています。
- IPテスト:企業や学校などの団体で実施される試験です。
公開テストの受験料は約7,800円です。IPテストは団体によって異なりますが、一般的に公開テストよりも安価です。
僕は最初、公開テストを受験しました。公式ウェブサイトから簡単に申し込めて、とても便利でした。その後、会社でIPテストを受ける機会もありましたが、慣れ親しんだ環境で受験できるのがIPテストのメリットだと感じました。
準備に関しては、計画的に進めることが大切です。僕の場合、受験の3ヶ月前から本格的な対策を始めるようにしています。平日30分の学習を継続し、週末にはまとまった時間を使って模擬テストを解くという流れです。
TOEICスコアの活用方法:キャリアアップの強力なツール
ここでは、TOEICの使い道について簡単に解説します!
企業でのTOEICスコア活用例
企業では、TOEICスコアが様々な場面で活用されています。
- 新入社員の英語力評価
- 昇進・昇格の要件
- 海外赴任者の選考基準
- 英語研修プログラムの効果測定
- 社内での英語使用環境の整備指標
TOEICはビジネス英語が主な出題内容ということもあり、就職や転職で大きな強みとなる資格です。
教育機関でのTOEICスコア活用例
教育機関でも、TOEICスコアは幅広く活用されています。
- 大学(院)入試の英語試験の代替
- 単位認定や卒業要件
- 留学プログラムの選考基準
- 英語教育プログラムの効果測定
- キャリア教育での活用
僕が大学院入試でTOEICを使った時の話は下記の記事を参考にしてください。
よくある質問:TOEICに関する疑問を解決!
TOEICに関して、よく聞かれる質問にお答えしていきます。
TOEICは難しいですか?
僕の経験から言えば、最初は確かに難しく感じました。特に、ビジネス英語に特化しているため、一般的な英語テストとは傾向が異なります。また、時間配分も重要な要素で、慣れが必要です。
でも、継続的な学習と練習を重ねれば、着実にスコアアップは可能です。僕も最初は500点台でしたが、コツコツと勉強を続けて950点まで上げることができました。
TOEIC対策の方法は?
自分のペースで勉強するなら、アプリでの学習がおすすめです。実際に僕が950点を取得した時も、下記の記事のアプリ1つで対策していました。
独学に苦手意識がある方や、2ヶ月などの短期間で目標スコアを達成したい方には、トライズのような英語コーチングプログラムがおすすめです。
TOEICの勉強期間はどのくらい必要ですか?
一般的には、100点アップするのに3〜6ヶ月程度かかると言われています。集中的に学習する場合、1〜2ヶ月で大幅なスコアアップも可能です。
ただし、長期的な英語力向上のためには、継続的な学習が望ましいです。TOEICの勉強は、英語力全般の向上にもつながるので、日々の小さな積み重ねが大切だと感じています。
TOEICと英検はどちらが良いですか?
一般的なTOEICはビジネス英語に特化し、リスニングとリーディングを測定します。一方、英検は総合的な英語力を測定し、スピーキングやライティングも含みます。
ビジネスでの活用を考えるなら、断然TOEICがおすすめです。僕自身、TOEICのスコアがビジネスシーンで役立った経験が多々あります。
ただし、留学や学術目的なら英検やTOEFL、IELTSも考慮に入れるのも大切です。
TOEICスコアの有効期限は?
TOEICスコアの公式な有効期限は2年間です。
2年経過後も自身の英語力の参考にはなりますが、公式には使用できません。就職活動や資格申請時は、有効期限内のスコアが求められることがほとんどです。
そのため、定期的な受験で最新のスコアを維持することをおすすめします。実際、2年ごとに受験することで、僕も自分の英語力の変化を確認し、英語学習のモチベーションを維持できています。
ただし、企業によっては独自の基準で有効期限を設定していることもあるので、気をつけましょう。
まとめ
ここまでTOEICについてわかりやすく簡単に解説してきました。
TOEICは単なる試験ではなく、キャリアアップや進学などにも役立つため、英語学習に取り組む方なら積極的に受験することをおすすめします!