みなさんはTOEICの勉強に問題集を使っていますか?本やアプリなど、問題集には様々な種類がありますよね。どの問題集を選べばいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、TOEICスコアアップに効果的な問題集の選び方について、950点を取得した僕の経験をもとに詳しく解説します。自分のレベルに合った問題集を使えば、苦手なパートを克服し、効率的に学習を進められるはずです。TOEICの問題集選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
TOEICの問題集選びで押さえるべき重要ポイント
まずは問題集選びのポイントについて解説します。
自己分析から始めよう
問題集を選ぶ前に、まず自分自身の現状を把握することが大切です。僕は950点を取得するまでに、何度も自己分析を繰り返しました。実際の受験結果など現在のTOEICスコアを正確に把握し、目標スコアを明確に設定することで、適切な難易度の問題集を選べるようになります。
また、自分の苦手なパートを知ることも重要です。僕の場合、最初はリスニングが苦手でした。そのため、リスニング強化に特化した問題集を選んで集中的に取り組みました。皆さんも、リスニングが苦手なのか、それともリーディングが苦手なのか、しっかり分析してみてください。
さらに、自分の学習スタイルを考慮することも忘れずに。通勤や通学中に勉強する時間が多い人は、持ち運びやすいサイズの問題集やアプリ型教材がおすすめです。僕は電車での移動時間を活用するため、スマートフォンアプリを併用していました。
出題形式にこだわろう
TOEICの問題集を選ぶ際、最も重要なポイントの一つが出題形式です。実際のTOEICテストと同じ形式の問題集を選ぶことで、本番さながらの練習ができます。僕が950点を取得できた大きな理由の一つは、常に本番を意識した練習を心がけていたからです。
特に注意すべきは、2016年5月以降の新形式に対応しているかどうかです。古い形式の問題集では、最新の出題傾向に対応できず、せっかくの努力が実を結ばない可能性があります。僕は新形式導入直後に点数が伸び悩んだ経験があるので、メルカリなどで書籍を購入する方はご注意ください。
また、リスニングとリーディングの両方がバランスよく含まれているかも確認しましょう。TOEICはこの二つのセクションで構成されているため、どちらかに偏った問題集では十分な対策にはなりません。
適切な難易度を見極めよう
問題集の難易度は、自分の現在のレベルよりも少し上のものを選ぶのが理想的です。僕がTOEICで着実にスコアを伸ばせたのは、常に「背伸び」をする気持ちで問題集を選んでいたからだと自己分析しています。
TOEICには600点、730点、800点、900点といった節目があります。これらの点数を目安に、自分の目標に合わせて難易度を選びましょう。例えば、現在のスコアが550点なら、600点突破を目指す問題集がちょうどいいです。
ただし、難しすぎる問題集を選んでしまうと、モチベーションが下がってしまう可能性もあります。僕も最初は欲張って難しすぎる問題集を選んでしまい、挫折しかけたことがあります。適度な難しさで、やりがいを感じられる問題集を選ぶことが大切です。
解説の充実度をチェックしよう
問題集を選ぶ際、多くの人が見落としがちなのが解説の充実度です。
理想的な問題集は、単に答えを示すだけでなく、なぜその答えが正解なのか、他の選択肢がなぜ間違いなのかを詳しく説明しています。さらに、問題に関連する文法ポイントや語彙の補足説明があれば、より深い理解につながります。
後ほど紹介するアプリ問題集は解説も充実していてかなりおすすめです。
適切な問題数を選ぼう
問題集を選ぶ際、問題数も重要なポイントです。ただし、ここで注意したいのは「量より質」ということ。僕の経験から言えば、たくさんの問題をこなすよりも、一問一問をしっかり理解することの方が、スコアアップには効果的です。
とはいえ、十分な練習量は確保する必要があるので、少なすぎるのも問題です。また、自分のペースで無理なく進められる分量を選ぶことも大切です。忙しい社会人の方なら、1日10問ずつ解けるような問題集がおすすめ。学生さんなら、もう少し多めの問題数に挑戦してみるののもアリですね!
TOEICスコアアップのための効果的な問題集の使い方
続いて、問題集のおすすめの使い方を解説します!
時間を意識した練習を心がけよう
TOEICは時間との戦いです。僕が950点を取得できた大きな理由の一つは、常に時間を意識して問題集に取り組んでいたからです。実際のテストと同じ時間配分で問題を解くことで、本番でのペース配分に慣れることができます。
最初は時間内に全問解ききれなくても落胆する必要はありません。僕も最初はリーディングセクションで時間切れになることがよくありました。しかし、繰り返し練習するうちに、徐々にペースをつかめるようになりました。時間を計って解く習慣をつけることで、確実に実力が身についていくはずです。
音声教材を最大限に活用しよう
リスニング力を向上させるには、音声教材の活用が欠かせません。
僕は初めのうち、音声スクリプトを見ながら問題を解いていました。これにより、聞き取れなかった箇所を視覚的に確認し、なぜ聞き取れなかったのかを分析することができたので、TOEIC初心者の方に特におすすめです。
徐々にスクリプトを見ずに解けるようになってきたら、本番と同じ条件で練習するようにしましょう。僕の場合、スクリプトなしで8割以上正解できるようになったら、次のレベルの問題集に進むようにしていました。
また、スキマ時間を利用して音声だけを繰り返し聴くのも効果的です。通勤中や家事をしながらでも、TOEICの音声を聴くことで、英語を聞き続ける環境を作ることができます。
徹底的な復習で弱点を克服しよう
問題集を解いた後の復習は、スコアアップの鍵を握っています。僕は間違えた問題だけでなく、正解した問題も含めて全ての問題を復習する習慣をつけていました。
特に間違えた問題は、なぜ間違えたのかを深く分析することが重要です。単に正解を覚えるのではなく、その問題で問われている英語の知識や技能を理解し、身につけることを意識しましょう。
僕は復習時に、各問題について「この問題で学んだこと」をノートにまとめていました。これにより、単なる暗記ではなく、本質的な理解につながり、似たような問題にも対応できる力が身につきました。
定期的な模試で実力を確認しよう
問題集で学んだことを実践で確認するために、定期的に模試を受けることをおすすめします。僕は2ヶ月に1回のペースで本番形式の問題集を解いていました。
模試を受けることで、自分の弱点がより明確になり、どの分野により力を入れるべきかがわかります。また、本番と同じ時間感覚で試験を受けることで、本番での緊張感にも慣れることができます。
僕の場合、模試の結果を詳細に分析し、次の2ヶ月間の学習計画を立てていました。この PDCAサイクルを繰り返すことで、着実にスコアを伸ばすことができたと感じています。
最強のTOEIC学習法!公式問題集とアプリの組み合わせ
ここまで問題集の選び方や使い方について解説してきましたが、僕が最もおすすめしたいのは、公式問題集とアプリを組み合わせた学習法です。
公式問題集の魅力を最大限に引き出そう
TOEIC対策において、公式問題集の存在は非常に大きいです。
公式問題集の最大の魅力は、実際のTEOICテストと同じ形式、難易度で作られていることです。これにより、本番さながらの練習ができます。特に音声は実際のテストと同じナレーターが担当しているため、リスニング対策には最適です。
僕は公式問題集をとにかく繰り返し解いていました。1回目は時間を気にせずじっくり解き、2回目は本番と同じ時間配分で解く。そして3回目は間違えた問題を中心に復習する。このサイクルを繰り返すことで、TOEICの出題傾向を体に染み込ませることができました。
ただし、注意点として、古すぎる公式問題集は避けたほうが良いです。TOEICは定期的に出題形式が更新されるため、最新の傾向を反映した問題集を選ぶことが重要です。僕の経験上、2年以内に出版された問題集であれば、十分に役立つはずです。
TOEICアプリで日々の学習を効率化しよう
公式問題集が「本番のシミュレーション」なら、TOEICアプリは「日課」のようなものです。僕が特に重宝したのは、スタディサプリENGLISHのTOEICコースでした。
アプリの最大の利点は、いつでもどこでも学習できること。通勤電車の中や、昼休みのちょっとした時間など、スキマ時間を有効活用できます。僕は1日30分の電車通勤時間を、このアプリでの学習に充てていました。最終的に950点と取ったときは、このアプリと公式問題集だけを使っていました。
スタディサプリENGLISHの魅力は、レベル別の教材が充実していることです。初心者から上級者まで、自分のレベルに合った問題に取り組めます。また、リスニングセクションでは、速度調整機能があるため、徐々にスピードを上げていくことで、リスニング力を段階的に向上させることができました。
さらに、アプリならではの機能として、進捗管理が容易なことも大きなメリットです。日々の学習量や正答率の推移がグラフで表示されるため、自分の成長を視覚的に確認できます。これが大きなモチベーションになりました。
アプリについては下記の記事をご覧ください!
公式問題集とアプリを組み合わせた最強の学習法
僕が950点を達成できた最大の秘訣は、公式問題集とアプリを効果的に組み合わせた学習方法です。具体的には以下のようなサイクルで学習を進めていました。
- 平日は主にアプリで学習:通勤時間や昼休みなどを利用して、毎日少しずつ学習を進めます。アプリの問題を解きながら、苦手な分野や新しく学んだ表現をノートにまとめていきました。
- 週末は公式問題集で実戦練習:土日を利用して、公式問題集で本番さながらの模試を行います。時間を計って解き、本番の緊張感を疑似体験します。
- 復習と弱点強化:公式問題集で間違えた問題や、理解が不十分だった部分を、アプリの該当する単元で復習します。アプリなら、苦手な分野を集中的に学習できるので、効率的に弱点を克服できます。
- 定期的な振り返り:月に1回程度、これまでの学習内容を振り返り、次月の学習計画を立てます。アプリの進捗データと、公式問題集の結果を照らし合わせることで、より効果的な学習計画が立てられます。
この方法により、アプリで基礎力を着実に積み上げながら、公式問題集で実戦力を磨くことができます。両者のメリットを最大限に活かすことで、効率的かつ効果的にTOEICスコアを伸ばせますよ!
TOEIC問題集のよくある質問
最後に、TOEICの問題集に関してよく聞かれる質問にお答えします!
実際のテストに出た問題は問題集で練習できますか?
残念ながら、実際のTOEICテストで出題された問題をそのまま問題集で練習することは難しいです。これは主に著作権の問題があるためです。ただし、公式問題集には実際のテストと非常に近い形式と難易度の問題が掲載されています。
僕の経験から言えば、公式問題集は本番の雰囲気を最もよく再現していました。特に音声の質や話すスピード、問題の難易度など、細部まで本番に近い形で練習できるのが大きな魅力です。公式問題集を繰り返し解くことで、本番でも落ち着いて問題に取り組めるようになりました。
古い問題集では対策できませんか?
TOEICは2016年5月に新形式に移行しました。それ以前の問題集では、最新の出題傾向に十分に対応できない可能性が高いです。
僕自身、新形式導入直後に古い問題集で勉強していて苦労した経験があります。特にリーディングセクションでは長文問題が増えたり、リスニングでは会話問題の比重が高まったりと、大きな変更がありました。
そのため、できるだけ新しい問題集を選ぶことをおすすめします。
オンライン問題集と書籍型問題集、どちらがおすすめですか?
これは個人の学習スタイルによって異なります。僕の場合は、両方を組み合わせて使っていました。
オンライン問題集の利点は、いつでもどこでも学習できる手軽さです。スマートフォンやタブレットがあれば、電車の中や待ち時間など、スキマ時間を有効活用できます。また、進捗管理が容易で、弱点分析も自動でしてくれるものが多いです。
一方、書籍型問題集は集中して取り組むのにぴったりです。画面を長時間見続けるのが苦手な人や、紙の方が記憶に残りやすいという人にはおすすめです。また、書き込みながら学習できるのも大きな利点です。
理想的なのは、平日の隙間時間にはオンライン問題集やアプリで、週末にはじっくりと書籍型問題集に取り組むという使い分けです。これにより、効率的かつ効果的な学習が可能になります。
問題集を何冊くらい解けばスコアが上がりますか?
僕の場合、950点を取得するまでに、公式問題集を3冊ほど徹底的に解きました。
ただし、重要なのは数ではなく質です。1冊の問題集を何度も解き直し、完全に理解することの方が、多くの問題集を表面的にこなすよりも効果的です。僕は1冊の問題集を最低3回は解き直していました。1回目で問題の傾向を把握し、2回目で時間配分の練習、3回目で完全習得を目指すという流れです。
スコアアップの鍵は、問題を解くだけでなく、しっかりと復習し、理解を深めることにあります。問題集の数にこだわるよりも、1問1問を丁寧に学習することを心がけてください。
まとめ
TOEICスコアアップのカギを握るのは、自分に合った問題集を選び、効果的な学習法を実践することです。
自分のレベルや目標に合わせて問題集を選び、時間を計って集中して解く。わからないところは何度でも復習を繰り返す。こうしたコツを押さえて勉強を進めていけば、スコアアップにつながるはずです。
この記事で紹介した公式問題集とアプリの組み合わせは個人的に最もおすすめなので、ぜひ1度試してみてください!TOEICでスコアアップを目指す方の参考になれば幸いです。