TOEICのリーディングセクションで高得点を取るには、限られた時間内で効率よく問題を解くことが求められます。
この記事では、TOEIC950点を取得した僕がリーディングセクションの時間配分のコツと、各パートの攻略法をご紹介します。ぜひ参考にして、目標スコアを目指してください!おすすめTOEICアプリについては下記の記事をご覧ください。
TOEICリーディングセクションの時間配分の概要
TOEICのリーディングセクションは、パート5からパート7の3つのパートで構成されています。合計100問を75分で解答する必要があり、各パートの問題数と制限時間が異なるのが特徴です。高得点を取るためには、各パートの特徴を理解し、時間配分を適切に行うことが重要となります。
各パートの問題数と時間配分の目安
各パートの内容は下記のようになっています。
- パート5:短文穴埋め問題(30問)
- パート6:長文穴埋め問題(16問)
- パート7:読解問題(54問)
パート5の特徴
パート5は、短い文章の中に空欄があり、その空欄に当てはまる最も適切な語句を選ぶ問題です。文法や語彙の知識が問われ、素早く正確に解答することが求められます。1問あたりの解答時間は30秒以内が理想的です。
パート6の特徴
パート6は、やや長めの文章の中に空欄があり、その空欄に当てはまる最も適切な語句を選ぶ問題です。文章全体の流れを理解しながら、適切な語彙や文法を選ぶ必要があります。1問あたりの解答時間は1分以内が理想的です。
パート7の特徴
パート7は、単独の文書を読む問題と、複数の文書を読む問題に分かれています。ビジネス場面に関する様々なジャンルの文章が出題され、速読力と読解力が問われます。単独の文書を読む問題は約25分、複数の文書を読む問題は約30分が目安となります。
パート7は近年どんどん難化しています。
パート5の時間配分と攻略法
パート5は、短文穴埋め問題が30問出題されるセクションです。1問あたり30秒以内で解答するのが理想的で、文法と語彙の知識が問われます。素早く正確に解答することが求められるため、時間配分の目安は10-15分程度を目指しましょう。
パート5を攻略するためのコツ
- 短文の前後関係に注目し、適切な語彙や文法を選ぶ
- 選択肢を見て、文脈に合うものを選ぶ
- 時間をかけすぎないよう、サッと解答する
特に、短文の前後関係を素早く把握することが重要です。文法や語彙の知識を活用しながら、全体の文脈を考慮して適切な選択肢を選びましょう。時間をかけすぎないよう、サクサクと解答を進めることを心がけてください。
パート5の勉強方法
- 文法と語彙の知識を深める
- 短文の前後関係を意識しながら、素早く解答する練習をする
- 時間を計測しながら、実際の問題を解いてみる
文法と語彙の学習方法
文法と語彙の知識を深めるには、TOEICの出題傾向を分析し、頻出の文法事項や語彙を中心に学習することが効果的です。
950点取った僕の感想としては、結局TOEICはインプットをいかに正確かつ豊富にするかの勝負だと感じています。インプットにおすすめのアプリについては下記の記事を参考にしてください。
パート6の時間配分と攻略法
パート6は、長文穴埋め問題が16問出題されるセクションです。1問あたり約1分以内で解答するのが理想的で、文章全体の流れを理解しながら、適切な語彙や文法を選ぶ必要があります。時間配分の目安は、10〜16分以内です。
パート6を攻略するためのコツ
- まず文章全体を速読し、大まかな内容を把握する
- 空欄の前後関係を確認し、適切な語彙や文法を選ぶ
- 選択肢を見て、文脈に合うものを選ぶ
- 時間が足りなくなったら、後回しにして先に進む
パート6では、文章全体の内容を素早く理解することが重要です。時間が足りない場合は、難しい問題を後回しにして、確実に解ける問題から先に進むことをおすすめします。
パート6の勉強方法
- 長文読解に慣れるため、普段から様々なジャンルの英文を読む
- 文章全体の流れを意識しながら、空欄補充問題を解く練習をする
- 時間を計測しながら、実際の問題を解いてみる
パート6で高得点を取るには、長文読解力が不可欠です。普段からTOEICで出題されそうな様々なジャンルの英文を読み、読解力を養うことが重要です。
興味のある分野の記事やニュースを英語で読む習慣をつけましょう。また、英文を読む際は、全体の流れを意識しながら、キーワードを押さえて素早く読み進める練習をすることをおすすめします。
とはいえ、結局のところ語彙力や文法の知識が大事なので、まずはインプット学習を優先してくださいね。
パート7の時間配分と攻略法
パート7は、読解問題が54問出題されるセクションです。単独の文書を読む問題と、複数の文書を読む問題に分かれており、それぞれ25分と30分が目安となります。様々なジャンルの文章が出題されるため、速読力と読解力が問われます。
パート7を攻略するためのコツ
- 設問を先読みし、答えを探すポイントを把握する
- キーワードを見つけ、該当する箇所を素早く読む
- 選択肢を見て、最も適切なものを選ぶ
- 時間が足りない場合は、最後の数問を適当に答えて提出する
パート7では、設問を先読みすることで、効率的に解答できます。また、キーワードを手がかりに、該当する箇所を素早く読むことが重要です。時間が足りない場合も、最後の数問を適当に答えて、ひとまず全問解答することを優先しましょう。
最近の傾向として、「この選択肢の中に正解があるのか?」と迷ってしまうような絶妙な出題がされることがあります。「他の選択肢と比べて適しているものを選ぶ」という消去法的な考えが重要なパートでもあります。
パート7の練習方法
- 様々なジャンルの英文を速読する練習をする
- 設問を先読みし、答えを探すポイントを把握する練習をする
- キーワードを見つけ、該当する箇所を素早く読む練習をする
- 時間を計測しながら、実際の問題を解いてみる
パート7で高得点を取るには、速読力が不可欠です。普段から様々なジャンルの英文を読み、速読の練習を積み重ねることが重要です。英文を読む際は、意味のまとまりを意識しながら、素早く読み進める癖をつけましょう。また、キーワードを見つけ、該当する箇所に素早く目を通す練習も効果的です。
このパートの勉強でも、行き詰まったらインプットを見直すことが大事です。
TOEICリーディングの時間配分の練習方法
TOEICリーディングセクションで高得点を取るには、時間配分の練習が欠かせません。以下に、効果的な練習方法をご紹介します。
- 実際の試験と同じ環境で、時間を計測しながら問題を解く
- 各パートの時間配分を意識し、時間内に解き終えることを目指す
- 時間が足りない部分を分析し、弱点を克服する
少なくとも週に1回は、本番と同じ環境で練習することをおすすめします。特に弱点のあるパートは重点的に練習し、時間配分に慣れるまで継続することが大切です。
時間配分のコツ
- 各パートの特徴を理解し、推奨される時間配分を意識する
- 問題を解きながら、残り時間と残り問題数を確認する
- 難しい問題は後回しにして、確実に解ける問題から解く
- 最後の1〜2分は、未回答の問題を適当に埋める
難しい問題は後回しにするなど、柔軟に対応することが重要です。
時間が足りない場合の対処法
時間が足りなくなった場合は、以下の方法で対処しましょう。
- 難しい問題を後回しにして、確実に解ける問題から解く
- 最後の1〜2分は、未回答の問題を適当に埋める
- 時間内に全問解答することを優先する
TOEICの採点は少し特殊で、正答数に点数が完全に比例するわけではなく、ある程度の幅があります。そのため、わからない問題もとりあえずマークしておくことをおすすめします。
TOEICリーディングの時間配分に関するよくある質問
パート7の読解問題が苦手です。どのように対策すればいいですか?
速読など問題演習や量をこなしても効果が感じられない時は、インプットを見直してください。
パート7ではスピードに加え、求めらる語彙力も高めなので、「語彙力を鍛えたらすんなりスコアが伸びた」と感じることも珍しくありません。
時間配分を意識するあまり、問題が解けなくなってしまいます。
特にTOEIC初心者の方、具体的にはスコアが600点以下の方の場合、最後まで解き切ることは目標にしなくても構いません。
まずは語彙力や文法力を鍛えることを目標にし、スコアが700点を超えてきたら、最後まで解き切ることを目指してください。
僕はTOIEC950点を取りましたが、正直それでもパート7は駆け足なんです。「時間配分の目安通りに最後まで解き切る」は、実は最終的なゴールとも言えます。
逆に時間が余ってしまうことがあります。どう活用すればいいですか?
時間が余った場合は、後回しにした問題を解いたり、確信が持てない問題を見直して答えを修正したりするのに活用しましょう。また、マークズレがないかも必ず確認しましょう。
時間が余るのにスコアが伸び悩んでいる場合、リーディングで十分に内容理解できていない可能性もあるので、インプット学習を見直してみてください。また、TOEICは問題用紙に書き込みができないので、あとで解く問題に間違えてチェックをつけないように気をつけてくださいね。
まとめ:TOEICのリーディングの時間配分を少しずつ意識していこう!
TOEICリーディングセクションの時間配分は、高得点を取るための重要なポイントですが、実はハイスコア所持者でも時間に余裕がないのが現状のTOEICのレベルです。
特に最初のうちはあまり時間配分にとらわれすぎず、1つ1つのパートを丁寧にこなす練習と、インプット学習を重視して勉強を進めてくださいね!